第170回「ボンバーは見た!騙された青年たち パート1」
二十歳や三十路の若者が
銀座や渋谷に秋葉原
そんなのどこでもよろしいわ。
かわいいおねえに誘われて
連れていかれた画廊には
素敵な版画がいっぱいで
「ああ、これいいね」と言ったらば
ねえちゃんその目がウルルンと
ついにあらわす女狐の
色気と饒舌、アリ地獄。
しぶれどしぶれど断れど
帰してくれやしませんぜ。
しまいにゃ姉さん席を立ち
陰に隠れて30秒
笑みを称えて舞い戻り
「陰から見ていた上役が
あなたを見ていて感動し
あなたこそが
この絵をば
もつに値うとのたもうて
半額にて」と値引談。
そんな上司はどこにもおらず
すべてはおねえの作り事
しまいにゃコギャルで取り囲み
買うまで帰さぬ包囲網。
原価は恐らく数万か?
されども定価はウン十万。
なかには百万越すもある。
定価で買うアフォいざ知らず。
おねえの話術に騙されて
値引いて買うやつ数多あり。
品物届くは2週間後
クーリングオフは終わってます。
ホンマに好きなりゃまあええさ。
愛する画家ならなおのこと。
されどされどもされどだよ。
絵の価値知らず
狂わされ
買うバカこれぞカモ男。
カモ男にカモ女。
カモ男にはおねえちゃん。
カモ女にはおにいさん。
話術の技も数10パターン。
売るためなんでも言っちゃいます。
ああ悲しきは
芸術の
一流しらず知らされず
学ばずにして三流の
半端なモノを高額で
買わされ誇る
若者たちかな。
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